高齢化社会を迎えて求められる看護師の数

看護師募集をかけても充分な数の看護師が集まらない、という病院は全国で約7割に上るといわれています。

看護師の国家試験合格者は近年では毎年5万人近くいるとされています。

しかし、厚生労働省によると、2011年度では全国で5万6000人程度の看護師が不足していたそうです。

つまり、現状では新たに看護師になる人よりも、退職している人の数のほうが上回っていることになります。

今後、日本は高齢化社会を向かえ、看護師の必要数はますます増えると推定されています。

このような深刻な看護師不足を解消するべく、国は外国人看護師の受け入れを検討してきました。

具体的には経済連携協定(EPA)に基づいて、インドネシアとフィリピンからの看護師、

介護福祉士候補を受け入れる取り組みが始まりました。

しかし、2008年度には資格取得のための国家試験に候補者全員が不合格となりました。

不合格の理由として、主に言語の取得が壁になったとされています。

この取り決めでは、看護師候補生は3年以内に資格を取得できなかった場合は帰国してもらうことになっているため、

以降は筆記試験の問題で使用する用語について、外国人候補生に配慮し、

分かりやすい表現になるよう問題を作成することになりました。

このような措置により、合格率は上がってきていますが、実際に看護師募集をする病院側からは、

まだ、言語、習慣の違いなどの不安感が拭えない、看護師募集をかけても人が集まらないのは

待遇の改善が進んでいないためであり、外国人を呼び込んでも根本的な解決にはつながらないという意見もあるといいます。